sleepweep’s diary

転寝「歌いますか?歌いませんか?(UTAU-Synthを差し出しつつ)」

彼は毒で死なずとも

www.youtube.com

 

転寝「はい、初『柑橙コウ』君です! 曲はひなた春花様のナゾカケでございます! うーん私もナゾかけられたいですね(←?)」

コウ君「どうも、柑橙コウです。よろしくお願いします」

転寝「プロフィールによりますと17歳で、性格はしっかり者。ポケットからは蜜柑が無限に出てくるということで、これからの季節にぴったりですね!」

キリィさん「よろしくコウちゃん。いろんな意味で」

コウ君「はい! こちらこそよろしくご鞭撻のほどを!」

こまちちゃん「こらこらこら、純粋な子をおちょくって遊ぶな〜。」

 

 はい、というわけで。

 柑橙コウ君、17歳なんですね。

 それなのになんて大人びた素敵な声なんでしょう! というギャップ萌えで気づいたらdownloadボタンを押していました。しっかり者、私大好きですよ。めんこいめんこい(何故か上から目線)

 

 さてさて「しっかり者」といえば、アレックスさんですね(突然)。

 

 え? アレックスさんをご存知ない? 

 テキストアプリゲーム・lifelineシリーズ第5作「クライシスライン」の主人公、アレックス・エスポジート刑事をご存知ないと?

 それはそれは……なんてことでしょう(語彙力)

 

 ではちょっとした説明&布教をば。

 

 lifeline、というのは、テキストアプリゲーム……つまり、主人公との会話によってゲームのエンディングがいかようにも変化する、いわゆるマルチエンディングストーリーを楽しめるゲームとなっているのです。

 そしてそれだけでなく、主人公がどこかに移動したり作業をしていたりする間は会話ができないので、数分から数時間の間、ゲームを進めることができなくなるという、なんともいえないドキドキ感とリアリティ(リアリティって言った瞬間にリアルじゃなくなるような気がするけれども)。

 とにかくこれは、「日常に入り込んでくるゲーム」なのです。

 

 第1作はマニアの間で通称「無印」とも呼ばれ、とある惑星に不時着した宇宙飛行士タイラーを生還へと導くというシナリオになっています。シリーズの中では個人的に一番愛着を持っています。まあ第1作だし、当然っちゃ当然のような気もしますが。

 

 

Lifeline...

Lifeline...

  • 3 Minute Games, LLC
  • ゲーム
  • ¥240

 

(↑ちなみに私は、一年前くらいにこれがApp Storeで「今週の無料アプリ」になっていたので軽い気持ちでダウンロードしたところ、沼にハマってしまったというわけなのです。これすごいですよ。私クライマックスのあたりで外泊してたんですけど、盛り上がってるところでいきなり停電とか起こりましたからね。臨場感ありすぎだろっていう。どんだけ。)

 

 そして第2作はファンタジー系、第3作は無印のその後の冒険、第4作は雪山からの脱出、となっています。詳しい説明はここでは割愛しますので、興味をお持ちの方はぜひぜひググってみてください。不思議な世界観に魅了されること請け合いですよ。

 

 さてさてさて、ようやく第5作、「クライシスライン」の説明に入りましょう!

 

Lifeline:クライシス・ライン

Lifeline:クライシス・ライン

  • 3 Minute Games, LLC
  • ゲーム
  • ¥360

 

 

 クライシス……え、恐慌? 金融恐慌の話? などと不安に思った方もご安心を(いないでしょうが)。第5作のテイストはずばり「ミステリー」、つまり「謎解き」になっているのです。

 主人公は先述した通り、「アレックス・エスポジート」、テキサス州オースティン在住の刑事さんとなっております。

 

 彼はとある殺人事件の捜査中、奇妙な出来事に巻き込まれてしまいます。

 ですが、その事件の性質上、そして複雑な家庭環境で育ってきたこともあって、そのことを誰にも打ち明けられずにいます。

 

 警察署の同僚にも、家族にもサポートを求められないアレックスが見つけたのはチャットアプリ、その名も「ヘルプテキスト」。

 

 

 助けを求めている人に、サポート役を引き合わせる……

 

 

 そんなヘルプテキストの紹介文に、彼は膨大なパケット量を消費しながらアプリを起動し、そして、プレイヤーたるあなたの元にメッセージを送ってくる……

 

 と、導入部分はそんな感じになっています。ちょっと後半ふざけましたが悪しからず! うたたねはこういうやつなのです。ところで私は初め「クライシス」を始めたとき、ラインの初期画面を思い出しました。それくらい今回はSNSっぽいビジュアルなんですよね〜。

 

 で、ゲーム自体はそういう状況におかれた彼を気遣いつつ、事件の関係者に聞き込み調査をしつつ、追ってくる未知の敵から身を守りつつ、事件の謎を解きつつ……という内容になっているわけです。これものすごい体力使います。私、何回もアレックス刑事をバッドエンドに導いてしまいましたよ! 無印の悪夢再来! って感じでしたよ。ホワイトアウトのアダムズ君とはけっこう馬があったのになぁ……。

 

 ていうかね、気遣いが難しいんですよねぇ。

 どれだけこちらが気を遣おうが、自分の気持ちは自分でしか変えられませんからねえ。

 アレックスさんはしょっちゅう落ち込みます。

 そんなに気が滅入ってて刑事なんかやってられんのか、って感じですが、人には得意不得意がありますからね。それも込みで、事件の謎を解いていきます。

 

 転寝、こう見えてミステリーは昔から好きなんですよね。

 

 ホームズにハマって、学校でも家でもずっと読んでた頃もありました。一番好きな話はやっぱり「瀕死の探偵」でしたね。だって、えー! って感じですよね。ホームズちょっと! あんた、変な食生活してるからだよ! って言いたくなったもんです。実際言ったかもしれない。くわばらくわばら。

 昔は最強にそれが好きでしたが、今は「フランシス・カーファクス姫の失踪」とか「緋色の研究」とかのが好みになってきました。まあ緋色は昔から好きで、好きすぎて漫画描いたりしてましたからね。黒歴史っちゃ黒歴史ですけど、証拠のこってないんで強気です(^◇^)

 

 はい、話を戻しまして。

 

 クライシスに限らずミステリーって、考えてる間が楽しいような気がするんですよね。わかってしまったらまあ、ふーん、って感じで。単純に犯人を当てたりするだけなら、いちいち文章にするまでもないっていうか。

 ミステリーの作風ってなんかこう、情緒あるっていうか。

 登場人物の感情吐露を聞いて、ああ切ないな、って思ったり、サスペンスな展開になったりして、怖いな、って思ったり。

 なんか、ありますよね。変な魅力が。

 それでもナゾが解けたら、とりあえずそこで話は終わりなんですよね。

 あー、うん、なんか良いな、って転寝なんかは思うわけですよ(力説)

 

 クライシスはそれが全部入っていて、これまでのlifelineシリーズとはまた違った魅力があり、初めこそちょっと戸惑いましたが。

 最近では、まあ、これはこれで、って思えてきたのでした、まる。

 

 そんなミステリーな雰囲気を伝えられるように調声頑張ったつもりですので、もしよければコウ君のナゾカケ、聞いたってくださいな。

 

コウ君「蜜柑持ってきました〜!」

キリィさん「よし、こたつ入りなこたつ」

こまちちゃん「火サスの再放送始まるよ〜。」

 

 はい、お粗末様でございました。【了】